校長室から)感話:「変化率」と「進化の意欲」

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2020年10月10日

校長室から)感話:「変化率」と「進化の意欲」

今日の私の話のキーワードは、「変化率」と「進化の意欲」

高校数学の微分積分の項目の最初にこの言葉に出会いました。

刻々と変化する物事を、一定の期間ずつのスパンで、変化をとらえる「平均変化率」という考え方に、あ、そうね、とやけに納得がいったものでした。計算ばかりだった数学がとても面白い、物事の進化を見る学問なのだと気が付きました。

 

幼稚園小学生のころから、私の興味の関心は、いろいろなものの変化と、自分自身の変化でした。

撒いた種がどう変化し成長していくのか、太陽は東から上がってどう変化するのか、月はどう満ち欠けするのか、バスケットボールの今日の練習でわたしは何ができるようになったのか、今日の授業で自分は何を得て、どれだけ成長したのかをいつも考えていました。ひみつですが、教えてくださる先生の授業の進化もウォッチングしていました。

 

桂枝雀という落語家の「雨乞い源平」という作品があります。

その話の頭では、「飛びたい飛びたい」と何世代にもわたって挑戦した両生類のなかからある日飛ぶことのできるものが出現した。という話が、頭にでてきます。

鳥類の前身は、カエルやイモリなどの両生類。いろいろな学説はありますが、両生類の中の「進化の意欲」をもった一部の種が、何世代にもわたって飛ぶことに挑戦し、その力を獲得していった。そう、「飛びたい飛びたい」という意欲での、何世代にもわたる挑戦の結果から、遺伝子の中に書かれていた飛ぶことができるようになる形質が発現し鳥類に進化したというはなし。

 

さて、今日、私から皆さんに伝えたいこと。

もちろんすぐれた結果を残すことは素晴らしいことです。でもその結果は「変化と進化」の結果。そこにたどり着くまでの、自分の「進化の意欲と」、「変化率」を見続けてほしいと思います。

今日の授業や家庭学習、クラブ活動での、自分はどれだけ変化したのか。なにか足りないことはなかったか。

取り組んだこと、思考の過程を振り返り、それを言葉に変えて「自分の変化率」を見守ってください。進化していく自分を見ることは、結構楽しいことです。

でも時には、自分の変化が思ったように進まないこともあるかもしれません。でもそこは「継続は力なり」を信じて。今日も、皆さんの学校生活が自分自身の進化の変化率を実感できる時間になりますように。

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