校長室から)20200824後期始業式 「意思決定できる人になる」

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2020年08月24日

校長室から)20200824後期始業式 「意思決定できる人になる」

20200824始業式の話

今日もまた放送での始業式になりました。本当は皆さん一人一人がどんな表情をして聞いてくれているのかを見ながら話をしたいと思っていますが・・・

本を読んだり、話を聞いたりしたときにいろいろなことを感じたり知ったりしますが、それは消えてしまうことがあります。ぜひ、感じたことをメモしましょう。

 

皆さんが元気で新学期迎えられたこと、感謝します。ありがとう。皆さんが戻ってきた学校は、皆さんのエネルギーでガソリン満タンの車のようです。皆さん一人一人が、誠実にこの「新しい夏」に取り組んでくれたからだと思います。

夏休みの挑戦はどうでしたか。うまくいった人、なかなかうまくいかなかった人いろいろでしょう。うまくいった人は、継続と次の努力を、うまくいかなくても心配しなくてもいい。今、「振り返り」をして、つぎはどうするのかを考えて実行しましょう。

 

 今日から始まる新学期、上級生の皆さんにとっては、いままでとはずいぶん違う学期になりますが、活動の意志と意欲はしっかり維持して、新しい経験に全力で取り組んでほしいと思います。

21日の教員会議で、先生方に後期の学校運営の基本方針についてお話をしました。

〇女子生徒の可能性を伸ばす

〇昭和女子大学への進学だけでなく、他大学も受験できる学力をつける

 

1、今日の私の話のテーマは2つ(実はもう一つ話したいことがあるけれど、それは次の機会に)

「意思決定できる人になること」

「毎年この時期に考えること」

(1)意思決定できる人になる
 今日は宿題提出の日。先生方は提出してもらうために宿題を出しているのではなく、皆さんに力をつけてもらいたいと思って出してくださっているのです。

宿題などなくても、自分がやるべきこと、力をつけるために何をすればいいかわかっていてそれができることが一番大切。「いわれたこと、指示されたことをきちんとやる、宿題を提出する」ことも大切なことですが、それをやってどんな力が付いたのかを確認することはもっと大切です。中高時代は、自分の学びに対する意思決定のできる人になるための助走期間だと考えましょう。

私は生物を学ぶのが大好きで先生になりました。かつて、人類の進化に貢献する生物学の新しい知見を生徒たちに伝えるのが私の仕事。毎日発表される研究成果のニュースのどれを授業に関連付けて話そうか、毎日ワクワクしていました。

 

今、校長としての私の仕事は、「企画・課題発見」と「意思決定」

困難な事象の意思決定や、判断はとても怖い仕事。何の情報もなく意思決定するのは、明かりも持たずに暗闇の山道を歩くのと同じ。

 

ですから、最善の判断をして意思決定するために

それができるための「現状の理解、データの収集、分析、過去の経験」について徹底的に考えます。AにするのかBにするのか、Cにするのかに絞り込んで、最後に1つに決める。またはそれぞれの良いところをつなぎ合わせる。(これは、ヘーゲルという哲学者の弁証法でいう止揚アウフ・へーベン)

そして、科学的・客観的に判断し決定したらその決定について責任を取る。

 

あなたたちの日常生活や学校生活、学びでも「自分はどうするのか」を考える場面がたくさんあるはず。そして大人になった時も

いろいろなことを知ること、知るだけでなくそれを使って考えること、考えたら行動すること。まさに「自立とは、正しく判断して決定できること」

 

(2)「毎年この時期に考えること」

①8月6日広島、8月9日長崎では何が開催されていたでしょう。

そう

75年前それぞれの地に投下された原子爆弾の惨状を振り返り、平和の維持と核兵器廃絶を宣言する日です。私は毎年、子供宣言と市長の平和宣言、内閣総理大臣の挨拶に注目します。

たくさんの地域で分断が進んでいるように見える世界:平和を守る・・ために私たちがどう生きるかが問われています。

 

➁防災

「率先避難者たれ」

自分の命は自分で守る・・でもこれが他の人たちの命を救うことにもなる

「釜石の軌跡」から学ぶもの、防災意識を身に着けた子供たちが率先避難をする姿を見て「安全バイアス」にとらわれて避難をしていなかった大人たちが、子供たちにつられて避難をする

防災訓練は、あなたたちが自分の命を自分で守れるようになるための訓練です。真剣に取り組みましょう。

 

合言葉の確認です「お・か・し・も・す・き」

お・・・押さない

か・・・駆けない

し・・・喋らない

も・・・戻らない

す・・・素早く

き・・・よく聞いて

 

3、 最後に

昨日読んだ本

宇宙兄弟のキャラクター分析を使った

6月に出版され、話題の古野俊幸「あなたのしらない、あなたの強み」

 

皆さんに「自分のいいところを探しましょう」と話してきましたが

探したらどうするのか・・・に答えるヒントになるのではないかと考えました。
*この本は、司書先生が発注して図書館に入れてくださる予定です。

今日はこの始業式の後、クラス写真撮影、そのあと3時間目からは一気に授業が始まります。
今学期も、充実した学期になるように一層の精進を期待しています

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