【講演】慶應義塾大学 岡野栄之教授「再生医療の現状と未来~iPS細胞を用いた神経難病への挑戦~」
お知らせ
11月29日に、慶應義塾大学教授の岡野栄之先生に「再生医療の現状と未来~iPS細胞を用いた神経難病への挑戦~」というタイトルでご講演いただきました。
今回の講演会は、4年生の2名の生徒が、昭和女子大学附属昭和小学校の同窓会で岡野先生にお声かけしたことがきっかけで、生徒自身が企画・立案し実施したものです。
当日は多くの生徒の参加があり大盛況で、中学1年生も多くいる中で、最先端の研究を本当にわかりやすく、そして魅力的に講演いただきました。
以下、企画生徒による講演会のレポートです。
岡野先生はiPS細胞の研究において第一線で活躍されています。
講演会では、iPS細胞誕生のお話から、それを用いた脊髄損傷の治療のお話まで、非常に楽しく聞かせていただきました。
特に、2006年には政府の指針により、臨床研究の実施が出来なくなったという挫折があった中で、「不治と言われていた、脊髄損傷の患者を一人でも多く治したい」という一心の思いで、諦めずに研究を続け、結果に繋げるまでのお話が、非常に印象に残りました。
マウスの研究の映像を見た時には、脊髄を損傷していたマウスが4本足で歩いているのを目の当たりにし、とても感動しました。
岡野先生のご講演を聞いて、さらにiPS細胞や脊髄損傷の治療に興味関心が増えた生徒もほとんどだと思います。これからはiPS細胞を用いた治療が主流になってくるのだと思い、未来が楽しみです。
私たちは、今いる仲間を大切にチームを作り、人類への貢献を視野に入れて限りなく高い目標を持ち、突き進んで参ります!
<参加した生徒の感想>
・もともと細胞に興味を持っていたので、今回、岡野先生のご講演を聞けて、本当に良い経験になったな、と思いました。おかげさまで、いま生物の授業でやっている細胞についての内容を、以前より興味を持ち、講演で岡野先生がおしゃっていたこととつなげて考えることができました。なぜこの細胞はこうなのだろう、と疑問に思ったことをすぐにメモし、調べる、ということも身に付いたと思います。
・脊髄損傷の話はとても興味深かったです。中枢神経は再生しないと思っていましたが、コロナなどの挫折がありながらも、先生の技術やアイデアでそれを可能していたところに感動し、今脊髄損傷で苦しむ世界中の患者さんとそのご家族の希望の光となっただろうなと感じました。
・ALSについてのお話で、私はALSという病気は不治の病というイメージがずっとあったのですが、iPS細胞を使うことで症状の抑制などをすることができると知り、更に興味が湧きました。
・「ヒト幹細胞を用いる臨床研究指針」や新型コロナウイルスなどにより幾たびもの挫折を乗り越えながらも自分の強い意志のもと行動を起こし続け、社会実装にまで繋げていく精神が本当に素晴らしくて感銘を受けました。
・先生の脊髄損傷の治療の研究で不完全麻痺の患者ではなく、完全麻痺の患者に協力をしてもらうとのことに医療での正確性や求められる完璧さから厳しさを感じるとともにそのような努力の末人の命を救えることのできる医療にとても魅力を感じました。
・岡野先生の講演会を通じて沢山の試練に向き合い挑戦し続けることや高い目標を立てて根気よく物事に取り組むことの重要さを学びました。特に何千もの薬から症状に効果のあるものを探すという並外れた時間と労力を要する研究過程に強い衝撃を受け、 不治の病に勝利するという目標に向かって全力で取り組む研究員の方々の姿勢に感銘を受けました。専門的な知識を得るだけでなく自分を見つめ直す良い機会となりました。
今回の講演会は、4年生の2名の生徒が、昭和女子大学附属昭和小学校の同窓会で岡野先生にお声かけしたことがきっかけで、生徒自身が企画・立案し実施したものです。
当日は多くの生徒の参加があり大盛況で、中学1年生も多くいる中で、最先端の研究を本当にわかりやすく、そして魅力的に講演いただきました。
以下、企画生徒による講演会のレポートです。
岡野先生はiPS細胞の研究において第一線で活躍されています。
講演会では、iPS細胞誕生のお話から、それを用いた脊髄損傷の治療のお話まで、非常に楽しく聞かせていただきました。
特に、2006年には政府の指針により、臨床研究の実施が出来なくなったという挫折があった中で、「不治と言われていた、脊髄損傷の患者を一人でも多く治したい」という一心の思いで、諦めずに研究を続け、結果に繋げるまでのお話が、非常に印象に残りました。
マウスの研究の映像を見た時には、脊髄を損傷していたマウスが4本足で歩いているのを目の当たりにし、とても感動しました。
岡野先生のご講演を聞いて、さらにiPS細胞や脊髄損傷の治療に興味関心が増えた生徒もほとんどだと思います。これからはiPS細胞を用いた治療が主流になってくるのだと思い、未来が楽しみです。
私たちは、今いる仲間を大切にチームを作り、人類への貢献を視野に入れて限りなく高い目標を持ち、突き進んで参ります!
<参加した生徒の感想>
・もともと細胞に興味を持っていたので、今回、岡野先生のご講演を聞けて、本当に良い経験になったな、と思いました。おかげさまで、いま生物の授業でやっている細胞についての内容を、以前より興味を持ち、講演で岡野先生がおしゃっていたこととつなげて考えることができました。なぜこの細胞はこうなのだろう、と疑問に思ったことをすぐにメモし、調べる、ということも身に付いたと思います。
・脊髄損傷の話はとても興味深かったです。中枢神経は再生しないと思っていましたが、コロナなどの挫折がありながらも、先生の技術やアイデアでそれを可能していたところに感動し、今脊髄損傷で苦しむ世界中の患者さんとそのご家族の希望の光となっただろうなと感じました。
・ALSについてのお話で、私はALSという病気は不治の病というイメージがずっとあったのですが、iPS細胞を使うことで症状の抑制などをすることができると知り、更に興味が湧きました。
・「ヒト幹細胞を用いる臨床研究指針」や新型コロナウイルスなどにより幾たびもの挫折を乗り越えながらも自分の強い意志のもと行動を起こし続け、社会実装にまで繋げていく精神が本当に素晴らしくて感銘を受けました。
・先生の脊髄損傷の治療の研究で不完全麻痺の患者ではなく、完全麻痺の患者に協力をしてもらうとのことに医療での正確性や求められる完璧さから厳しさを感じるとともにそのような努力の末人の命を救えることのできる医療にとても魅力を感じました。
・岡野先生の講演会を通じて沢山の試練に向き合い挑戦し続けることや高い目標を立てて根気よく物事に取り組むことの重要さを学びました。特に何千もの薬から症状に効果のあるものを探すという並外れた時間と労力を要する研究過程に強い衝撃を受け、 不治の病に勝利するという目標に向かって全力で取り組む研究員の方々の姿勢に感銘を受けました。専門的な知識を得るだけでなく自分を見つめ直す良い機会となりました。