英語スピーチ・コンテストで中学生が準優勝

他流試合
2月18日に開催された、東京都第八支部の第73回英語スピーチ・コンテストに、本校から4人が出場。
グローバル留学コースのKさん(現在中学3年)が「中学レシテーション部門」で準優勝しました。世田谷学園が会場となり、14校から41人の中高生が集い、熱いスピーチを聞かせてくれました。審査員の先生方からも、「素晴らしいスピーチが続き、接戦で、審査員は厳しい選択を迫られた」と講評をいただきました。

準優勝のKさんは、カナダの環境活動家セバン・スズキさんの12歳の時の国連・地球環境サミットでの演説をレシテーションにしました。「熱心に取り組んできたことが認められてうれしいです。今後も挑戦していきます」と話してくれました。Kさんは、「スピーチ・ディベート・模擬国連の会」(SDMs)のメンバーで、1年の時からスピーチ大会に挑戦していました。また、校内の環境グループにも所属しており、自分たちにできる環境活動にも取り組んでいます。今回は、自分自身の信条にマッチした演説を選び、強い意志の伝わるスピーチとなりました。

同じグローバル留学コースOさん(現在中学3年)は、スピーチ大会、初挑戦。キング牧師の“IHave a Dream”の演説を力強く堂々と話すことができました。
また、初めてスピーチ・コンテストに出場したスーパーサイエンス・コースの高校生Yさん(現在高校3年)は、次のような感想を綴っています。「このような機会を頂けたことだけでも、貴重な経験でした。直前まで緊張していましたが、本番はなんの緊張もなく、とにかく自分の頑張って練習してきたスピーチをたくさんの方々に聞いて頂けて、達成感を感じました。また、英語だからこそ色々な表現を使い、伝えられたこともありました。次に繋げていきたいと思います。」
激戦の「海外滞在者部門」で、次点で、惜しくも選に漏れたグローバル留学コースTさん(現在高校3年)は、次のように語っています。「スピーチでは、自分にとっての強烈な自然体験に始まり、それ以来考えてきた、人は自然の一部なのだという自然観や、近代、自然を搾取し開発する対象としてみてきた現代文明について、考察を深め、スピーチとして聴衆に訴えかけることができました。長い間深めてきたテーマを、落ち着いて、気持ちをこめて皆さんに伝えることができ、満足しています。」
八支部加納舞台
八支部大島
八支部八巻
八支部加納写真2 (1)


コンテスト終了後、4人で報告をかねて校長先生を訪ねました。真下校長からは、「お見事でした。他の人たちがどんな主張を展開したのか、それについて自分が何を考えたのか、そういうことが大事ですね。次の挑戦に是非、つないでいって下さいね」と励ましの言葉をいただきました。それぞれの思いを抱いて、学校代表として参加したスピーチ・コンテスト。この体験からまた新しい夢が生まれていきます。
八支部2024校長室2
八支部4人写真
八支部授与写真
八支部加納写真
I八支部写真校長室
本校では、英語スピーチ教育を表現力、考える力を伸ばすリベラルアーツ教育の一環として大切にしています。このコンテストにも出場したグローバル留学コースのTさん(現在高校3年)は高校生の全国大会であるチャーチル杯で入賞しました。 現在、英語科では、スピーチ・コンテストの説明会を開いて、今年度のコンテスト出場者を募っています。人の心に訴えるスピーチを作っていくのは、時間のかかる長いプロセスですが、価値ある挑戦だと考え、その過程を見守っていきます。