厚生部主催【国連UNHCR協会の講演会】

お知らせ
9月13日(水)厚生部主催の講演会が行われました。
テーマは「UNHCRの難民支援と私たちにできること」です。厚生部は、ボランティアや募金などの活動をしている生徒会です。
昨年全校で集めた募金から国連UNHCRに寄付をさせていただきました。
そのため、国連UNHCRの活動や難民についてもっと知りたいと思い、国連UNHCR協会の天沼耕平様を招いて、ワークショップやご講演をしていただきました。
まずは、「いのちの持ちものけんさ」というワークショップを行いました。
生徒には赤・青・黄の3色の枠の書いてあるワークシートが配付されました。赤の枠には『お金で買えないもの(いのち、家族など)』青の枠には『お金で買えるもの(衣服、日用品など)』黄色の枠には『どちらでもないもの(名前、国籍など)』を書き込み、分類していきます。それぞれのグループで話し合いながら、選んだ理由や、1色分をすべて失ってしまったらとか、もし「いのち」以外のものをすべて失くしてしまったら、と考えて自分たちの気持ちを話し合いました。このワークショップを通して、世界の紛争や迫害で故郷を追われてしまった難民の気持ちに寄り添います。
その後、天沼様から世界の難民の数は増え続け、2022年には紛争や迫害で故郷を追われた人数は、Ⅰ億840万人にものぼり、今までで最大の数になってしまったという話がありました。
そして、難民が増え続けている原因は、紛争や迫害だけではなく地球温暖化による気候変動も関係しているとのことでした。ウクライナ、シリア、アフガニスタン、ミャンマーなどの世界のいたるところで難民が支援を求めていることを伺い、厳しい国際情勢を知ることができました。
天沼様から最後に、私たちが難民の方たちにできることは「知る」「広める」「参加する」「寄り添う」ことだとお話がありました。
講演会に参加した生徒からは
「今日知ったことをクラスや家族の皆に伝えたい」「難民は自分からは遠い存在であったが、自分たちと同じ境遇の人が突然難民になることがあると感じた」「自分がいかに恵まれた環境にいるかを感じ、感謝して生きていきたい」「募金に積極的に参加して、難民を支援していきたい」という感想がありました。
生徒たちにとって、この講演会は世界の厳しい状況下にある難民の方に心を寄せ、私たちに何ができるかを考えることができた一日となりました。
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