LABOタイチェンライ研修

イベント
4~5年生のLABO研究グループ①(LABO1)に所属する生徒8名は、8月下旬にタイ チェンライでの海外研修を実施しました。LABO1では「海外で活躍する日本人リーダー」をテーマに日々研究を進めており、今回の研修では「途上国の社会問題とその背景を知り、国際的な視野を広げること」と「現地で活動している日本人リーダーにグローバルリーダーとして必要な素質を学ぶこと」の2つを研修目標としました。
チェンライの山岳エリアにおける社会問題解決に向けて継続的な地域支援の事業を展開している団体である「Sharing Eco Tour & Homestay」の協力のもと、プログラム前半では山岳少数民族の現状と課題について知り、実際にそうした山岳少数民族の子どもたちが通う幼稚園・小学校で日本語を教えたりゲームをしたりして交流したほか、アカ族の村にホームステイをさせてもらい、彼らの生活の様子について実体験を通して学ぶことができました。山岳少数民族が十分な社会支援を受けられていない状況や、同化政策の影響を受けて伝統文化や民族の言語が衰退していってしまっている状況を間近に見て、多文化共生社会実現に向けた課題を体感しています。プログラム後半では国境沿いの地域で、薬物や売春、人身売買、無国籍の問題について学び、そうした問題に巻き込まれた子どもたちを保護する児童養護施設を訪れ、施設代表者に思いや取り組み、必要としていることや課題について聞くことができました。
帰国後は、この研修での体験や学びをふまえ、今後自分たちがこうした社会の現状や課題に対してどのようなことができるのか、議論していきます。グローバルリーダーとして、こうした問題に関して知識を持つだけで終わるのではなく、問題解決に向けて実際の行動を起こすことができるような姿勢を大事にし、引き続きLABO研究活動を続けていきます。
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