オペレーション・グリーン活動報告
他流試合

これまでSDGsに関連する数多くの勉強会やワークショップを開催してきましたが、本年度はより行動レベルに踏み込み、学園全体を巻き込む「Operation Green(オペレーション・グリーン:持続可能な学校づくり)という活動を始めています。
生徒主体の活動であること、同じ敷地内に隣接するインターナショナルスクール、BST(ブリティッシュスクール・イン・トーキョー)との協働プロジェクトであること、そしてバリ島に本拠を置く国際NPO・一般社団法人 Earth Company(アース・カンパニー)の全面的サポートを得ていることなどが、大きな特徴です。
5月から6月にかけての2回のワークショップで、地球環境保全を巡り世界と日本が今置かれている状況や他校における先進的取り組み事例などを学んだ後、学校全体で取り組むことのできる組織的取り組み案について、両校の生徒が日英バイリンガルでブレインストーミングしながら、アイデア出しを行いました。

その結果、今年度は「①基盤づくり(校内研修や啓蒙活動など)」「②廃棄物削減」「③CO2削減」という3つの取り組みを重点的に行うことを決め、グループ分けを行ったうえで、来春までの約半年間に取り組むべき活動の優先順位決めを行うためのミーティングを、9月26日と10月3日の2回に分けて開催しました。
活動を絞り込む際には、「その活動によりどういう状態を目指し、どのような社会的インパクトを生み出したいのか(Goal)」「なぜその活動を行うのか、言い換えると、変化を生み出したいと思う学校の現状と、国や世界規模の環境問題との繋がり (Why)」「その課題が存在する理由は何か、現在ゴール達成に向けて何が障壁になっているのか (Root causes)」の3つについての問いを立て、思考を深めながら議論を交わしました。
そして、「意識啓蒙のためのSNS活動」「ウォーターサーバ設置によるペットボトル削減」「太陽光パネル設置によるCO2削減」などのアクションプランが現時点で俎上にのぼっています。この後さらに議論を重ね、学校側に提言を行い、活動に参加していない生徒も巻き込みながら、いよいよ活動を本格化させていく予定です。
