英語弁論大会東京都予選・準優勝 ~高校1年生「人は自然の一部だから」~

他流試合
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6月11日(土)に開催された「第42回高校生英語弁論大会・東京都予選」(主催:東京都国際教育研究協議会)において、グローバル留学コース高校1年のTさんが準優勝に輝きました。
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Tさんは、屋久島でウミガメ保護のボランティアとしてウミガメの産卵に立ち会った時の経験を軸に、その時に感じた「人は自然の一部なのだ」という気づきを詩的に謳いあげ、共感を呼びました。Tさんは、本校が隣接するブリティッシュ・スクールと学校ぐるみで取り組む環境プロジェクト「オペレーション・グリーン」のメンバーでもあります。「人と自然のつながりに深く目覚めた時、その一体感から地球のいのちを守りたいという気持ちは自然に湧いてくる。そうした思いから地球を守る行動につなげていくことを全校生徒に呼びかけたい。あなたは今日何をしますか?一人一人の毎日の行動が世界を形作るのです」と結びました。
また、Tさんは本校の有志の活動「スピーチ・ディベート・模擬国連の会」(Speech, Debate and the Model United Nations=SDMs)メンバーとして、中学1年次から模擬国連や英語ディベートなどにも挑戦し、学外の様々なボランティア活動にも参加してきました。「本番でつまずいても、動揺せずに、また一人一人の目を見て話すことができた。短期間で仕上げて発表したので、その分、メンタルが強くなった」と誇らし気でした。
 
以下は、Tさんから寄せられた感想です。
「今回の弁論大会では、自分の思いを伝えるための文章構成方法・話し方など大変勉強になり、ご指導頂きました先生方に感謝致します。今回私は、人間が地球に帰属していることに思いを寄せ、『“人は自然の一部”という、命の原点に私達人間は今こそ立ち返る必要があるのではないか?』という考えをもとに弁論を行いました。私は8月からカナダ留学を予定しています。この問題に対しても、日本からの視点だけではなく、留学期間中に海外からの視点も学び、そして考え、より実りある留学生活にしたいと考えています。」
 
また、同時に出場した本科コース高校1年Gさんも、同じく「オペレーション・グリーン」と「スピーチ・ディベート・模擬国連の会」(SDMs)のメンバーです。“Be a Change-Maker: Zero Waste Living”と題して、「ゴミ大国の日本だからこそ、ゴミをゼロにする循環型社会をめざそう。みんながチェンジ・メーカーになって、必要な変化を引き起こしていこう」と訴えました。大会後には「スピーチ冒頭では大変緊張したが、話しているうちに楽しくなってきた。引き続きスピーチ大会に挑戦していきたい」と前向きでした。なおGさんは、6月25日に開催される「昭和学園合同国際シンポジム」にも学校代表として参加し、「二酸化炭素排出量を削減するために学園として取り組むべきこと」について、ブリテイッシュ・スクールや昭和女子大学、TUJ(テンンプル大学ジャパン)の学生達と議論する準備もしています。
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本校では、各種スピーチ大会に積極的に参加しており、年間を通じて、校内オーディションやスピーチ指導を行っています。自分の体験に基づいた思いを言語化し、ストーリーとして紡ぎ、人前で英語を披露するという経験は、生徒一人一人の成長につながり、時に人生を変えることすらあります。
 
昨年度の「第71回チャーチル杯争奪全国高等学校生英語弁論大会」優勝、「第73回高円宮杯全日本中学校英語弁論大会」出場、「東京都第八支部第71回英語スピーチコンテスト」高校生の部・準優勝に続き、今年度も生徒達は自分の主張を掘り下げ、表現力に磨きをかけるべく、力を入れて取り組んでいます。