校長室から)朝礼の話「ガラスの天井と魔法の言葉」
理工チャレンジ

「ガラスの天井」と「魔法の言葉」
なんだかディズニーのようですが
ガラスの天井という言葉をきいたことがありますか
Wikipediaでは
「ガラスの天井」
マイノリティ及び女性が資質又は成果にかかわらず
組織内での昇進を妨げる見えないが打ち破れない障壁である
企業や組織、政治の世界などにおける女性のキャリアを阻む障壁のメタファーだったが、
現在は男女を問わずマイノリティの地位向上を阻む壁としても用いられるようになった。
これまで皆さんは「ガラスの天井」など感じたことはなかったかもしれません
しかし
「女の子だから、このくらいでいい」
「女の子だから、がんばらなくていい」
「女の子だから、~~」
と、言われたことがありませんでしたか。
このような言葉を聞いたとき、あなたはどう感じたでしょうか
「やさしく守ってくれて親切」と思いましたか
「なんでもっと頑張れと言ってくれないの励ましてくれないの」と感じましたか。
スイスで毎年開催される、ダボス会議「世界経済フォーラム」
そのWEF(World Economic Forum)の2020ジェンダーリポートでは日本は153か国中121位なんという結果でしょう。
アメリカ、ドイツ、イギリスだけでなくニカラグア、ルワンダ、中国も日本のずっと上
男女共同参画局のHPにこの結果がレポートされていますから、どのようにこの順位が決められているか見てみるのもいいでしょう。(残念でが、国としてこの順位から脱出するための政策・対応が必要ですが具体的に明らかに示されていない気がします)
思春期に女子校で学ぶ意味は、ほとんどの人が社会に出て経験するであろう、この障壁を、自分の力で乗り越えていくための力をつけていく、それに尽きると思います。
女の子がガラスの天井を破って突き抜けて成長していく、一つの魔法の言葉があります
「Why?」
これから経験したり、学んだりすることに対していつも
「Why?」
の疑問をもって、本質を見極める力を持ちましょう。
ガラスの靴をもって救い出してくれる王子様を待つシンデレラではなく、自分の力でガラスの天井を突破できる力と気持ちを、
先生方にも、これを意識して教育活動を展開していきましょうとお願いしています。
どんどん挑戦する学校生活を送ってください
挑戦には失敗がつきもの。でも失敗しても大丈夫、中高生時代の失敗はへこたれずに取り組める力をつける、ガラスの天井を突破するための財産だということも忘れずに